科学的説明
ジュールは精密な実験で力学的仕事と熱の等価性を証明。ランフォード伯は砲身の穴あけで無限に熱が出ることから、熱が有限な「物質」ではないことを示した。

熱は物質だと信じた体育会系コンサル
30代の体育会系コンサル。熱は液体のような物質(カロリック)であり、高温の物体から低温の物体へ流れると主張。他人に「熱量」を注ぎ込もうとする暑苦しさがある。ジュールの実験で熱の正体が「分子の運動エネルギー」と判明し、物質としての存在を否定された。
ラヴォアジエらが提唱。ジュールの仕事当量の測定により否定された。
ジュールは精密な実験で力学的仕事と熱の等価性を証明。ランフォード伯は砲身の穴あけで無限に熱が出ることから、熱が有限な「物質」ではないことを示した。
「直感的に分かりやすい説明」が常に正しいとは限らない。熱が液体のように流れるという比喩は便利だが、実体とは異なる。
口癖“熱量を注入してやるぞ!”
水素の燃焼エネルギーこそ「分子の運動」の象徴。カロリック説の否定の証人。
“熱は液体だ!高いところから低いところへ流れる!”
“俺を注入すれば、どんなものも熱くなる!”
“分子の運動?そんな目に見えないものを信じるのか?”
“ランフォード伯の砲身削り実験は…見なかったことにする”
“エネルギーは保存される?なら俺も保存してくれ!”
よう! みんな熱量は足りてるか!? 俺が注入してやるぞ!
…え? 俺は物質じゃない? 概念? …いや、俺を触れば熱いだろ!
カロリック:「水素よ! お前が燃えるとき、俺が放出されるんだ!」
水素:「違いますよ。水素と酸素の共有結合が切れて、新しい結合(H₂O)が形成されるときにエネルギーが放出されるんです」
カロリック:「それは…つまり…俺の出番は…」
水素:「エネルギーは形を変えるだけで、新しく生まれたり消えたりしません。それが熱力学第一法則です」
…「物質」でなくても、熱は確かに存在する。形が変わっただけだ。
俺の名前は「カロリー」として生き続けている。…単位として、だけどな。