科学的説明
ウッドはブロンドロの実験室を訪問し、こっそりアルミニウムプリズム(N線を屈折させるはずの部品)を抜き取った。それでもブロンドロらは「N線が見える」と主張し、観察が完全に主観的であることが暴露された。

見たいものを見せてしまう忖度の幻
20代の忖度イエスマン。相手が「見たい」と願う幻を、悪気なく見せてしまう。フランスの物理学者ブロンドロが「発見」したが、ロバート・ウッドが装置の部品をこっそり抜いても「見える」と主張したため、確証バイアスの産物だと暴かれた。
プロスペル=ルネ・ブロンドロが「発見」。ロバート・ウッドの巧みな検証で1年で否定。
ウッドはブロンドロの実験室を訪問し、こっそりアルミニウムプリズム(N線を屈折させるはずの部品)を抜き取った。それでもブロンドロらは「N線が見える」と主張し、観察が完全に主観的であることが暴露された。
人間は「見たいものを見る」生き物。主観的観察の危険性と、第三者による再現実験の絶対的必要性。
口癖“はい!見えます!見えますとも!”
N線を屈折させる「アルミニウムプリズム」が証拠の鍵だった。抜かれても見えると言ったのが命取り。
“はい!見えます!もちろん見えますとも!(見えてない)”
“あなたが見たいものを、私は見せてあげられます”
“装置の部品が抜かれてた?…え?でも見えましたよね?”
“確証バイアスは友達です!”
“お客様は常に正しい!科学者もお客様!”
はい!この診断結果は完璧ですね!間違いなくそうです!(何も見てない)
…え? 根拠を示せ? えーと…あなたが信じるなら、それが真実では?
N線:「アルミニウムさん!あなたのプリズムで僕のN線が屈折するんです!見てください!」
アルミニウム:「…プリズムを外してみよう」
N線:「はい! それでも見えます! 見えますとも!」
アルミニウム:「…それは『確証バイアス』という。プリズムがなければ屈折は起きない」
N線:「で、でも…みんな見えてると言ったのに…」
アルミニウム:「『みんなが言っている』は科学的根拠ではない。データだけが語る」
「みんなが見えると言った」から正しいのではない。「誰が見ても同じ結果が出る」から正しいのだ。
確証バイアスは全人類の脳に潜んでいる。自分だけは騙されないと思うこと自体が、最大の確証バイアスだ。