科学的説明
ライヒはアインシュタインに装置を見せたが、アインシュタインの助手が「箱の内外の温度差は、断熱材としての木と金属の特性で完全に説明できる」と結論。「オルゴン」なる未知のエネルギーを仮定する必要はなかった。FDAは臨床試験データがないまま医療効果を謳う装置の販売を詐欺として告発し、全装置の廃棄を命じた。

「この箱に入れば宇宙エネルギーで万病が治る」と引きこもるオジサン
金属と木でできた「謎の箱(オルゴン・アキュムレーター)」の中に引きこもっている怪しげなオジサン。「この箱の中に入れば、宇宙に充満する生命エネルギー(オルゴン)が集まってきて万病が治る」と主張している。アインシュタインにも「ただの温度差ですね」と呆れられ、最終的にFDAから「木の箱を医療器具として売るな」と詐欺罪で告発。エラン・ヴィタール(生気論)の物理デバイス版。
ヴィルヘルム・ライヒが提唱。FDAにより詐欺として告発され、オルゴン・アキュムレーターは廃棄命令を受けた。ライヒ自身も投獄され獄死した。
ライヒはアインシュタインに装置を見せたが、アインシュタインの助手が「箱の内外の温度差は、断熱材としての木と金属の特性で完全に説明できる」と結論。「オルゴン」なる未知のエネルギーを仮定する必要はなかった。FDAは臨床試験データがないまま医療効果を謳う装置の販売を詐欺として告発し、全装置の廃棄を命じた。
「未知のエネルギー」を仮定する前に、既知の物理法則で説明できないかを確認せよ。科学的に検証されていない「医療効果」を謳う装置には要注意。
口癖“この箱に入れば万病が治る!…温度差?聞こえない!”
アルミニウムは軽量金属の代表。金属の物理的特性(断熱・伝導)は既知の物理法則で完全に説明でき、「未知のエネルギー」を仮定する必要がない。
“(箱の中から)この箱に入れば…宇宙の生命エネルギーが…集まってきて…”
“アインシュタインに見せたら「温度差ですね」って…そんな…”
“FDAに「ただの木の箱を医療器具として売るな」と言われた。…ただの木の箱じゃない!”
“ライヒ博士は天才だった!…天才だと思ってた。実際は…”
“エラン・ヴィタールの弟分みたいなもんだ。生気論のガジェット版さ”
(木と金属の箱の中から顔を出して)…お前も入るか?この箱に入れば性格診断なんか不要だ。宇宙エネルギーで完璧な人間になれる!
アインシュタインには「温度差」と言われた。FDAには壊された。…でもまだ信じてる人がいるんだ…(小声)
オルゴン:「アルミニウム!お前は金属だ!オルゴン・アキュムレーターに使える!」
アルミニウム:「…私の熱伝導率は237 W/(m·K)です。金属と木の箱の温度差は、断熱と伝導の違いで完全に説明できます」
オルゴン:「違う!これはオルゴン・エネルギーが集まって…」
アルミニウム:「アインシュタインの助手も同じ結論でした。既知の物理法則で説明できる現象に、未知のエネルギーを仮定する必要はありません」
オルゴン:「でも箱に入ると温かくなる!それが証拠だ!」
アルミニウム:「人体が発する熱が箱の中にこもっているだけです。それを『宇宙エネルギー』と呼ぶのは、自分の体温に名前をつけているだけです」
「未知のエネルギー」は魅力的な響きだ。だが既知の物理法則で説明できるなら、新しいエネルギーを仮定する必要はない。オッカムの剃刀を忘れるな。
木の箱に入って万病が治るなら、世界中の病院は木箱メーカーになっている。医療効果を謳う「デバイス」には、必ず臨床試験データを求めよ。