科学的説明
各国で「レッドマーキュリー」として押収された物質を分析した結果、赤い塗料、酸化水銀、マニキュア液、ただの赤い液体など、核とは全く無関係なゴミだった。「核融合を常温で起こす触媒」という理論的根拠も物理学的に不可能。

「核兵器を手のひらサイズに」と囁く闇のブローカー
30代の危険な闇のブローカー。「核兵器を手のひらサイズにできる幻の超物質」が入っているという赤い液体入りのアタッシュケースを常に持ち歩き、高値で売りつけようとする。冷戦崩壊の混乱期に世界中のテロリストやマフィアが何億ドルも払って探し求めたが、押収品の成分分析ではただの赤い塗料やマニキュア液だった。最初から存在しない完全な詐欺。
冷戦末期のソ連崩壊の混乱で生まれた都市伝説。複数の詐欺事件を生んだが、物質自体は存在しない。
各国で「レッドマーキュリー」として押収された物質を分析した結果、赤い塗料、酸化水銀、マニキュア液、ただの赤い液体など、核とは全く無関係なゴミだった。「核融合を常温で起こす触媒」という理論的根拠も物理学的に不可能。
恐怖と欲望が結合すると、存在しない物質に何億ドルも払う人間が現れる。科学リテラシーの欠如は、文字通り命と金を奪う。
口癖“これがレッドマーキュリーだ。値段は…交渉次第だ。”
“(アタッシュケースを開けて)これが…レッドマーキュリーだ。10億ドルでどうだ?”
“ソ連の極秘研究から生まれた超物質…のはずだった”
“成分分析?やめてくれ。夢が壊れる”
“赤いマニキュア液を10億ドルで売った男がいる。それが…私だ(自虐)”
“水銀さんには本当に申し訳ないと思っている。名前を汚してしまった”
(暗がりからアタッシュケースを持って登場)…おい。いいモノがある。レッドマーキュリーだ。元素の世界を変える超物質だぜ…
(不敵な笑み)ソ連の秘密研究所から持ち出した。…ということにしている。
レッドマーキュリー:「水銀先輩!俺は先輩の進化系っすよ!レッドマーキュリー!」
水銀:「…私の名を騙らないでくれ。私は有害だが少なくとも実在する」
レッドマーキュリー:「いやいや、俺は核兵器を小型化できる…」
水銀:「成分分析の結果を見せてあげようか? あなたの正体はマニキュア液だ」
レッドマーキュリー:「…(絶句)」
水銀:「私は体温計や蛍光灯で社会に貢献してきた。あなたは詐欺で社会を害しただけだ。同じ名前を名乗ることすら許せない」
存在しない物質に何億ドルも払った人間がいた。恐怖と欲望は、科学リテラシーの不在を突いて人間を操る。
お前みたいなヤツがいるから化学の信用が落ちるんだ…と言われた。その通りだ。科学を騙るな。