科学的説明
fMRIで脳の活動をリアルタイムに可視化した結果、どんな単純な作業でも脳の多くの領域が同時に活動していることが判明。24時間の間にほぼ全ての領域が使われている。10%で済むなら、残り90%の損傷は無影響のはずだが、実際には小さな脳損傷でも重大な障害が起きる。

「残り90%を覚醒させろ!」と煽るハイテンション自己啓発講師
20代のハイテンションな自己啓発セミナー講師。「人間は脳の10%しか使っていません!残りの90%を覚醒させればあなたは天才になれる!」と目をギラギラさせて語り、秘められた才能をチラつかせて課金させようとする。fMRIの普及で脳のほぼ全領域が日常的に使われていることが証明され、「秘められた90%」は最初から存在しなかった。
出典不明の都市伝説として広まり、自己啓発業界や映画が増幅。fMRIで完全否定。
fMRIで脳の活動をリアルタイムに可視化した結果、どんな単純な作業でも脳の多くの領域が同時に活動していることが判明。24時間の間にほぼ全ての領域が使われている。10%で済むなら、残り90%の損傷は無影響のはずだが、実際には小さな脳損傷でも重大な障害が起きる。
「秘められた才能」という甘い言葉は、科学的根拠より心理的快楽に基づいている。「あなたには隠された力がある」は最高のセールストーク。だからこそ疑え。
口癖“残り90%を覚醒させろ!”
リンはATP(脳のエネルギー通貨)の構成元素。脳が10%しか使われていないなら、ATPの消費量と合わない。
“あなたの脳の90%は眠っています!今すぐ覚醒させましょう!”
“このサプリで脳が120%に!…え、100%を超える?細かいことは気にしない!”
“アインシュタインも10%しか使ってなかった!…というソースは…ない!”
“fMRI?なんですかそれ?ポジティブシンキングが全てです!”
“映画「LUCY」は科学的に正しい!…と思ってました”
(スポットライトを浴びながら)皆さん!! 性格診断? そんなものは不要です!! 残りの90%を覚醒させれば、あなたは全ての性格を手に入れられる!!
176体? 脳を覚醒させれば176×10倍の1760体の人格を…(意味不明)
テンパーセント:「リンさん!脳の秘められた90%を覚醒させるサプリを一緒に開発しませんか!?」
リン:「…脳は体重の2%なのに、全身のエネルギーの20%を消費しています。もし10%しか使っていないなら、この数字が説明できません」
テンパーセント:「20%!? じゃあ覚醒したら200%に!?」
リン:「いいえ。すでに全部使っているから20%なんです。覚醒する余地はありません」
テンパーセント:「そ、そんな…僕のセミナーの売り上げが…」
リン:「脳が全力で働いているという事実は、むしろ感謝すべきことです。あなたの脳は、もうずっと100%頑張っています」
…「秘められた力がある」は最高のセールストーク。でも科学は言う:あなたの脳は、もうずっと全力で動いている。その「全力の脳」で何をするかが大事なんだ。
覚醒する90%なんてない。でも今使っている100%を、どう活かすか。その方が、ずっとワクワクする問いだと思わないか?